こんにちは。ボルドーです。
今日のテーマは、「QYLDを徹底検証! 驚異の高配当ETFに投資すべきか?」です。
「QYLD」は、グローバルX社が設定する毎月分配型の米国高配当ETFです。
カバード・コール戦略をとっており、ナスダック100の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却することで、配当を出す仕組みです。
最近は基準価格が右肩下がりで、長期保有には不向きな銘柄だと思います。その理由等も解説していきます。
QYLDの概要
QYLDは、カバード・コール戦略(愛称:カバコ)をとっています。そのため、ボラティリティ(株価の値動きの幅)が高ければ高いほど、より多くの分配金を生みだします。
運用会社 | グローバルX |
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対象指数 | ナスダック100 |
ファンド設定日 | 2013年12月11日 |
分類 | 外国株式型カバードコール |
経費率 | 0.6% |
信託財産留保額 | なし |
12か月利回り | 13.69% |
QYLDの魅力
QYLDは13%を超す配当金を出すことが最大の魅力です。それも毎月分配型です。
円安ドル高の現在では、円をドル転しずらい状況です。そんな中、毎月ドルがキャッシュで配分されるのは大変ありがたいです。
毎月分配されるキャッシュで、VYMなど別の高配当を買うこともできます。
QYLDのリスク
QYLDの利回りが13%といっても、税金で30%控除されますので、実質は9.1%程度の分配金となります。
また、カバードコール戦略の性質上、ナスダック100の上昇分は分配金に回されますので、一旦基準価格が下落してしまうと、なかなか基準価格が戻らないという最大のデメリットがあります。
グローバルX
近年のナスダック100の下落に伴い、基準価格は基本的に右肩下がりです。
私の保有するQYLD
2021年12月頃に基準価格20ドル程度のときに、1,900株購入しています。
1ドル110円程度でしたので、日本円換算で418万円で購入です。
令和5年3月12日現在の基準価格は16.26ドルです。
今は1ドル135.07円ですので、現在は日本円換算で約417万円です。
日本円換算では購入と現在評価はほぼトントンになっています。
分配金は税引き後3万円を14回もらっていますので、42万円ほどプラスになっています。
しかしながら、これは急速な円安ドル高に助けられたのであって、それがなければマイナスだったと思います。
まとめ
QYLDは、ドルでの高い分配金を毎月生み出してくれます。一方で、カバード・コール戦略の性質上、基準価格はどうしても右肩下がりとなってしまいます。
また、これからは円高ドル安傾向にあるため、円換算でも厳しそうです。
そのため、QYLDは長期保有をするには不向きな銘柄だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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