JT(2914)を徹底解説! 代表的な高配当株の将来性は?

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こんにちは。ボルドーです。

今日のテーマは「JT(2914)を徹底解説! 代表的な高配当株の将来性は?」です。

JTは代表的な高配当株といえますが、これからJTに投資しようとする方やすでにJTに投資されている方にとっては、JTの将来性について大変気になるところです。

JTの会社概要

JTは、1985年4月に日本たばこ産業株式会社として設立されたのが起源です。

1985年までは、日本のたばこ市場は「専売制度」が採用されており、日本専売公社がたばこの販売を独占していました。

しかしながら、海外との貿易摩擦などの理由から、1985年に外国たばこの輸入・販売が自由化されることになりました。

そこで日本専売公社が民営化されて、今のJTが誕生しました。

JTは現在でも国内たばこ市場で60%以上のシェアを占めている、国内最大手のたばこメーカーです。

JT株の基本情報

代表的な高配当株であるJT株(2914)の基本情報は次のとおりです。

項目
株価2,630円
配当利回り7.15%
PER(会社予想)10.49倍
PBR(実績)1.23倍
2023.1.20現在指標

配当利回りは7%超でかなり高く、PERは15倍より低い10倍程度で割安となっています。

一方、PBRは1.23倍ですので、やや割高といえます。

配当金の推移

1株当たり配当金・配当性向の推移
JTサイト

年度推移でみると、1株当たり配当金及び配当性向ともに、上昇傾向にあります。

特に、JTの配当性向(純利益に対する配当金の割合)は、近年高い傾向となっています。

2022年度で配当性向は75%(予想)となっています。企業が生み出す利益の多くを配当金に回すと、将来への投資に回す資金が不足してしまいます。そのため、JTは、今後は増益にならない限り配当を増やすことは難しいと考えられます。減益になってしまった際には、配当が減ってしまうことも予想されます。

営業利益の推移

営業利益の推移
JTサイト

営業利益は、ここ数年横ばいです。

海外たばこ事業に占める割合が、8割近くあります。ロシア情勢が気にかかるところです。

喫煙率の推移

成人喫煙率の推移
国立がん研究センターサイト

また、日本の喫煙率は右肩下がりです。全年齢(20歳以上)でみると、30%を割り込んでいます。

今後もこの傾向は続いていくと思われますので、主力となる「たばこ事業」の将来の見通しは決して明るいとは言えません。

まとめ

20年~30年間保有する銘柄としては疑問ですが、10年間程度保有するのが望ましい銘柄だと思います。

私自身も平均取得株価を約2,000円で200株保有していますが、当面は配当利益を享受して、株価の上昇局面があれば売却も検討していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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